心理学の来し方行く末

心理学は人間の心(こころ)について考える学問ですが、100年ほどの歴史しか持ちません。科学としての心理学のスタートは、心は「意識」だと考えました。自分の意識を注意深く分析して、どんな感覚や記憶などから成り立っているのかを考えようとしました。心は、意識であり、意識とは様々な感覚要素の集まりだと考えました。

しかし、私たち人間は心の中を見ることはできません。優しい心を持っているといっても、その心そのものを見たわけではありません。優しい行動を取っているのを見て優しい人だと判断しているに過ぎません。こうしたことから、直接観察することのできない心を研究するよりも、外に現れる行動を研究するべきだという考えが生まれました。

[現代の心理学]
現代の心理学は「行動の科学」だといわれています。ただし、行動という意味を以前のような狭い意味には限定していません。行動から心のメカニズムを推論することは盛んに行われていますが、同時に無意識を重視する考え方も心理学の大きな柱として存在しています。

それでも心理学は行動の科学です。心理学が科学であることを目指そうとするとき、行動という客観的なものが必要になってきます。しかしそうはいっても、やはり心理学は、「心の科学」です。私たちは、医学や生理学的に人間を理解するだけでは、満足できないのです。私たちが人間の心について考え、コミュニケーションを図るとき現代心理学は大きなヒントを与えてくれるでしょう。

心理学とは;引きこもり

前回、心理学の観点からうつ病についてご紹介しました。今回もうつ病に関わる「引きこもり」について考えてみましょう。

2008年度の東京都の調査によると、「引きこもり」の7割以上が男性だそうです。そういえば、引きこもりが話題になる場合には男性ばかりが取り上げられますよね。なぜ男性は引きこもるのか、なぜ女性は引きこもらないのか、ということを心理学的見地から紐解いてみましょう。

引きこもるのも結構なプレッシャーを感じるはずです。なぜなら、世間から「引きこもり」だと思われてしまうから。それなのに引きこもるのは、引きこもらない日常生活よりも、まだ引きこもりのほうがマシだと感じているからではないでしょうか。男性にとっては、外の世界のプレッシャーが女性よりも大きいと考えられます。

例えば、「フリーターやニートだと結婚できない」と考える女性は少ないと思いますが、男性の場合は殆どの場合「結婚できない」と考える(感じる)でしょう。男性は外の世界で働いて稼いでくるのが当たり前という社会通念が支配しており、男性に大きなプレッシャーを与えていると考えられます。

こうした社会通念には、「プロポーズは男性がすべき」、「いざという時には男性がリーダーシップを発揮するべき」、「有事の際は女子どもを優先的に保護すべき」などということも挙げられます。

また、人前で堂々としゃべれない女性は「奥ゆかしい」、「おとなしい」と言われますが、男性だと「頼りない」、「しっかりしていない」と思われるなど様々なプレッシャーがあるのです。こうしたことからも、引きこもりたくなる男性が女性より多いのは当然だと考えられます。

心理学とは;うつ病

うつ病が社会問題となっています。うつ病に関連して、日本の自殺者数が10年以上毎年3万人を超えているという数字もあります。現代社会が抱える心の病について心理学が果たす役割について考えてみましょう。

まずは、うつ病に関するニュースをご紹介します。

『うつ病100万人超す、10年で2・4倍に』
(2009年12月4日|読売新聞より引用)
抑うつなどの症状が続くうつ病の患者数(躁(そう)うつ病を含む)が、初めて100万人を超えたことが3日、厚生労働省が3年ごとに実施している患者調査でわかった。

長引く不況などが背景とみられる一方、新しい抗うつ薬の登場が患者増につながっていると指摘する声もある。

患者調査によると、うつ病が大半を占める「気分障害」の患者数は、1996年に43万3000人、99年は44万1000人とほぼ横ばいだったが、2002年調査から71万1000人と急増し、今回の08年調査では、104万1000人に達した。(以下省略)
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通常のうつ病では、気分の落ち込み、悲観的な考え、絶望感、興味や喜びの低下、死の願望といった精神症状、動悸、頭痛、不眠、食欲減退、性欲の低下、集中力低下等の身体症状が現れます。

最近では、身体症状が主な症状とするうつ病が増えているといわれており、気分の落ち込みや意欲の低下などの精神症状が前面に出ないために、周囲からはうつ病のようには見えないケースも多くなっています。

心理学を学んで人生を変えよう!

心理学というものにはどんなものがあるか?ということについてお話してきました。

精神病のように心理が関係していると考えられる病気に対して、薬物ではなく心理的な技術を用いて治療することを心理療法といい、様々な分野で利用されています。
その手法の1つとして有名なのが、催眠療法です。

本当に効き目があるのか?

なんて疑う人も少なくはないはずです。
たまにTVなどで催眠術をかけて、動物に変化するといった映像が流れますが心理学の手法を用いればそのようなこと簡単にできてしまうものなのです。
要するに、心理学と言葉で簡単に言っていますが使い方1つを間違えると犯罪や詐欺行為にも利用することができるとても危険な学問と言っても過言ではありません。

そして、最も新しくそして使い方1つ間違えると危険なものになる心理学の1つとしてNLPがあります。
このことは次回から詳しくお話していこうとおもっているので、ここではお話は致しませんがこの心理学は難しい学問の1つではありますが、1度資格を取得してしまうと「自分の世界が180度変化する!」!!!
大袈裟だと思われるかも知れませんが、大袈裟ではないのです。
これは、本当に言えることなのです。

日本でもそのような経験をした人はたくさんいることでしょう・・・
その中でもある男性は、このNLPというものに出会う前までは言い方は悪いですが、どこにでもいる1企業のサラリーマンでした。
そんな彼が自分の業績をあげるため時間と費用を費やした結果、NLPの資格を取得することができ今では様々な会社を経営する側の人として今でも活躍されています。