信頼関係を育むという視点でコミュニケーションを取る

コミュニケーションでもっとも大切なことは、心の距離です。
言い方を変えると信頼関係です。

NLP心理学では、信頼関係のことをラポールといい、
コミュニケーションの大前提として教えてくれます。

例えば、あなたが営業マンだとします。
NLP心理学の「ラポールを築くのが大前提」という考え方から見ると、
最初に行うのは商品・サービスの話をするのではなく、
信頼関係を築くための話・関わり方に集中します。

なぜならば、お互いの間にラポールができていない営業マンの話を
お客様は聞きたいと思いません。
(よほど魅力的な商品、ニーズにぴったり合う場合などは別です。)

ですから、まず最初にお互いの心の中にラポールを築くことを意識します。

そして、実はNLP心理学のラポールには段階があります。
段階とは、階段のように何段にもわかれています。
目にわ見えませんが、誰もがお感じになった経験があると思います。

例えば、ラポールを紐解くと、次のように分類することができます。

・お客様の心のなかで好感が生まれている。
・お客様の心のなかに親近感が生まれている。
・安心感が生まれている。
・信頼感が生まれている。
・深い信頼が生まれている。

などです。

信頼と深い信頼の間も曖昧です。
曖昧ですが、2つの間に多くの段階があることは想像つきます。
ここから何を受取れますか?

信頼関係は育むものです。

話しやすい人と、なんでも話せる人は違います。
NLP心理学でのラポールという言葉は、とても不快です。

レベル分けするなら、レベル3の信頼関係ならNOといわれるお願いも、
レベル10の信頼関係ならYESといわれるのです。

信頼関係は育めます。育むという視点にたった時、
あなたのコミュニケーション能力や関わり方が変化します。